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老後に移住はアリ?国内外のおすすめの地域から選び方、必要資金まで解説

2024.6.17

    老後の移住は、多くのシニアが考える選択肢の一つです。新しい環境での生活は、日常に刺激を与え、充実感をもたらすことが期待されます。しかし、どの地域に移住するか、どれだけの資金が必要か、 考慮すべき点は多岐にわたります。この記事では、老後の移住を考える際のポイントや おすすめの地域、そして必要資金について詳しく解説します。

    老後の移住を考える理由

    老後の移住を考える理由は人それぞれですが、以下のような動機が一般的です。 ・生活コストの削減 都市部よりも地方や海外の方が生活費が安くなることが多く、 年金生活でもゆとりを持った生活が可能です。 ・自然環境の充実 自然豊かな環境でのんびりと暮らしたいという願望が強まる方が多いです。 ・健康面の配慮 温暖な気候や清潔な空気が、健康維持や病気予防に役立つことが期待されます。 ・ライフスタイルの変化 新しい趣味や活動を始めたい、ゆったりとした時間を過ごしたいという希望から、 環境を変えたいと考える方もいます。

    国内のおすすめ移住先

    国内の移住先として人気のある地域をいくつか紹介します。※

    ・北海道

    広大な自然と豊かな食材が魅力です。特に、夏の涼しさが魅力で、農業やガーデニングを楽しむ方に おすすめです。また、冬の雪景色も美しく、四季折々の楽しみがある地域です。札幌市や函館市など、都市機能も充実しているため、生活に不便を感じることは少ないでしょう。

    ・長野県

    四季折々の美しい風景が楽しめ、温泉地も豊富です。軽井沢や松本市など、自然と都市機能が融合した地域が多く、アウトドア活動や文化施設の利用も楽しめます。特に、軽井沢は避暑地としても有名で、夏の快適さが魅力です。

    ・岡山県

    温暖な気候と豊富な果物が有名です。瀬戸内海に面しており、海の幸も豊富です。 岡山市や倉敷市など、歴史的な観光スポットも多く、観光も楽しめます。また、交通の便が良く、 他の都市へのアクセスも便利です。

    ・鹿児島県

    温暖な気候と温泉が魅力で、のんびりとした生活が期待できます。指宿温泉や霧島温泉など、 温泉地も多く、リラクゼーション効果が高いです。桜島の景観や豊かな自然も楽しめる地域です。

    現地コミュニティとの溶け込み方

    国内移住で重要なのは、現地コミュニティへの溶け込みです。以下のポイントを考慮することで、 新しい環境にうまく適応できるでしょう。 1.地域イベントへの参加 地域のお祭りやイベントに積極的に参加することで、地元の人々と交流する機会が増えます。 2.ボランティア活動 地域のボランティア活動に参加することで、コミュニティの一員として認識されやすくなります。 3.趣味のサークルやクラブ 趣味を共有するサークルやクラブに参加することで、共通の話題を持つ仲間ができ、 自然とコミュニティに溶け込むことができます。 4.地元の商店を利用する 地元の商店や市場を利用することで、顔なじみの店員や住民との関係が築けます。

    シニア層が形成しているコミュニティの例

    近年、SNSなど文化の変容により新しいコミュニティ形成が行われることもあります。 以下はその一例です。 1.シニア向けのカルチャースクール 手芸、絵画、料理など、多様な講座が開かれており、同年代の仲間と共に学ぶ機会が増えます。 2.地域の健康クラブ ウォーキングクラブやヨガ教室など、健康を維持するためのクラブ活動が盛んです。これにより、 健康を保ちながら交流も深まります。マンションなど多くの方が居住する施設の一角で教室が 開催され、その中での交流を深める人も多いようです。

    海外のおすすめ移住先

    海外での移住先として人気のある地域を紹介します。※

    ・タイ

    生活コストが低く、温暖な気候が魅力です。特にチェンマイは、多くの日本人シニアが 移住しています。2024年4月現在、1バーツは約3.5円前後と円安が続いていますが、それでも日本よりも生活費は安価です。

    ・マレーシア

    マレーシア・マイ・セカンド・ホーム(MM2H)プログラムを利用すれば、長期滞在が可能です。 クアラルンプールやペナンが人気です。2024年4月現在、1リンギットは約30円前後で推移しており、 生活費も比較的安価です。

    ・フィリピン

    比較的安価な生活費で、温暖な気候が魅力です。マニラやセブ島が人気です。2024年4月現在、1ペソは約2.5円前後と安定しており、生活コストも抑えられます。セブ島には多くの日本人移住者が 住んでおり、定期的に集まりを開催するエリアもあるようです。これにより、新しい友人を 作りやすく、情報交換もしやすい環境が整っています。

    ・ポルトガル

    温暖な気候、美しい海岸線、豊かな歴史と文化が魅力です。リスボンやアルガルヴェ地方が人気です。2024年4月現在、1ユーロは約140円前後で推移しており、生活費も他の西欧諸国に比べて 安く抑えられます。 リスボンでは、日本人コミュニティがあり、文化イベントや交流会が頻繁に行われています。

    移住先の選び方

    移住先を選ぶ際には、以下のポイントを考慮しましょう。

    ・生活コスト

    生活費が年金や貯蓄で賄えるかを確認しましょう。住居費、食費、医療費などを具体的に 調査することが重要です。

    ・医療環境

    移住先での医療環境をチェックしましょう。病院やクリニックの数、医療の質、アクセスの良さを 確認します。特に、シニアにとって医療環境は重要なポイントです。

    ・インフラ

    交通機関、インターネット環境、水道や電気などのインフラが整っているかを確認しましょう。 特に、買い物や外出の利便性も重要です。

    ・コミュニティ

    日本人コミュニティがあるかどうかも重要です。現地でのサポートや情報交換がしやすくなります。 また、地元のコミュニティにも参加することで、現地の文化や人々と交流を深めることができます。

    ・治安

    治安が良好かどうかも大切です。移住先の犯罪率や安全対策を確認しましょう。 特に、夜間の外出や住居の安全性について調査します。

    必要資金について

    移住に必要な資金は、移住先や生活スタイルによって異なります。 以下の項目を参考に資金計画を立てましょう。

    ・初期費用

    移住先での住居購入費や賃貸契約費用、引っ越し費用などが含まれます。 また、現地での家具や家電の購入費用も考慮します。

    ・生活費

    月々の生活費(家賃、食費、光熱費、通信費、交通費など)を見積もります。現地の物価を調査し、 具体的な金額を把握しましょう。特に、食材や生活必需品の価格をチェックします。

    ・医療費

    健康保険や医療費の自己負担分を考慮します。特に、持病がある場合や高齢になるにつれて医療費が 増加することを念頭に置きます。現地の保険制度や医療費の補助についても調べておきましょう。

    ・予備資金

    緊急時の予備資金を確保しておくことが重要です。予期せぬ出費に備えて、 余裕を持った資金計画を立てましょう。例えば、急な帰国費用や住居の修繕費などに備えます。

    移住の準備と手順

    移住を決定したら、以下の手順で準備を進めましょう。

    1.情報収集

    移住先の情報を集め、生活費、医療環境、インフラ、治安などを詳しく調査します。 インターネットや移住者のブログ、現地の日本人コミュニティの情報が役立ちます。

    2.現地視察

    移住先を実際に訪れ、生活環境を確認しましょう。視察中に住居探しや生活費の具体的な確認を 行います。また、現地の住民との交流や地元のサービスを利用して、生活感を掴むことも大切です。

    3.住居の確保

    現地での住居を確保します。購入する場合は契約手続き、賃貸の場合は契約内容を詳細に確認します。現地の不動産エージェントを活用することで、スムーズな住居探しが可能です。

    4.引っ越し準備

    引っ越し業者を手配し、荷物の運搬や手続きを進めます。必要に応じて、国内の不動産の処分や 貸し出しの手続きも行います。

    5.行政手続き

    日本での転出手続きや、移住先での滞在許可、ビザの取得などの行政手続きを行います。 現地での住民登録や銀行口座の開設も必要です。

    6.健康管理

    移住前に健康診断を受け、持病がある場合は必要な薬や処方箋を準備します。 また、現地の医療機関についても調査し、緊急時の連絡先を把握しておきましょう。

    終わりに

    老後の移住は、新しい生活のスタートとして魅力的な選択肢です。移住先の選び方や必要資金についてしっかりと調査し、計画的に準備を進めることで、安心して新しい生活を楽しむことができます。 この記事を参考に、自分にとって最適な移住先を見つけ、充実した老後を過ごしていただければと 思います。 ※ご紹介したエリアはあくまでも一部です。実際の検討にあたっては最新情報の収集と、  必要に応じ専門家への相談を推奨します。

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