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子どもと死を話すタイミング:葬儀への参加はいつから?

2024.6.10

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葬儀への参加はいつから?赤ちゃんや未就学児を葬儀へ連れていくべきか

身近な人の訃報を受けたとき、子どもを葬儀に参加させるべきかは悩ましい問題かもしれません。 年齢や性格によって異なるため一概には言えませんが、一般的な考え方を紹介し、子どもと死を話す タイミングについても考えてみたいと思います。

赤ちゃんの参列

まず、赤ちゃんを連れて参列するのはやめておいた方が良いでしょう。 率直に遺族に意向を聞いてみるのも一つですが、親族や親しい間柄でも余裕がなかったり、 静かにお別れをしたいという希望を持っていたりします。 親族以外のお葬式で赤ちゃんを預ける先がない場合は、事情を伝えて参列しなくても マナー違反にはなりません。供花や弔電を出して気持ちを伝えたり、香典を出すのも一つでしょう。 もし参列する場合はシンプルな色のベビー服が望ましいようです。 とはいえ大人の服ほど気にする必要はありません。 地味な色の靴下を履かせてあげるなどで良いでしょう。

未就学児の場合

小学校に入る前の6歳までの子どもは、死や葬儀という概念を理解することが難しい場合があります。 そのため、もし参加をするとしても、事前にしっかりと準備をしておく必要があります。 普段はおとなしい子でもお葬式独特の雰囲気を感じ取ることもありますし、 きちんと座っていられる必要があります。 無理をして参列させることはありませんし、もし必要な場合は予め出口に近い席を 使わせてもらうなど、会場によっては対応してもらうことができるかもしれません。

小学生以上の場合

小学生以上の子どもは、死や葬儀についての理解が深まってくるため、葬儀に参加すること自体は 難しくないでしょう。 子どもが身近な人の死に直面した場合、その人との別れをする機会を与えることは、 悲しみを受け入れ、成長するために重要な体験となるでしょう。 ただし、子どもが葬儀に参加する場合は、その子の意思を尊重し、無理に参加させることは 避けるべきですので注意が必要です。

正しい説明をする

「死」については、その子供の年齢や発達段階にそって説明することが重要とされています。 よく「眠っている」「遠くへいった」「お星様になった」という表現がよく使われる イメージがありますが、「死んでしまった」や「死」という現実的な言葉を使うことが大切です。 「どこかに行っているだけで帰ってくるのではないか」「眠っているだけで起きるのではないか」 「遠くにいるだけで会いに行けるのではないか」と繰り返し聞かれても、穏やかに安心させるような 態度で子供の質問に答えることが必要で、繰り返し、少しずつでも言葉を正確に使っていくこと、「死」というものを正しく覚えさせることが重要なようですね。 関係性によっては非常にショックな出来事ですが、大人の私たちがしっかりとケアをできるよう、 気になる方は是非調べてみてください。

終わりに

葬儀に参列する場合にも様々なケースがあります。 子供が参列するかは、年齢に関わらず、故人との関係や子供の感情的な成熟度を踏まえ、保護者が 判断して適切な対応を取ることが望ましいでしょう。 また、子どもが葬儀に参列する場合、その子の年齢や成熟度に合わせたサポートが必要です。 あなたにとっても悲しい出来事だと思いますが、子どもが抱える悲しみや不安を共有し、 受け入れることができるかも気にしてあげましょう。 この記事が考えを深める参考になれば幸いです。

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