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納骨堂とは?

2024.6.17

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納骨堂とは?

納骨堂とは、遺骨を安置するための特定のスペースのことです。通常のお墓を一戸建てのイメージと すれば、納骨堂はマンションを想像するとわかりやすいでしょう。基本的に寺院や霊園の中にあり、 屋内に設置される傾向があります。区画ごとに故人や家族ごとなどの単位で遺骨を納めることができるようになっているため、まとめて管理してもらうことができます。 特に都心部では用地が不足していたり、自分のお墓の管理を家族に任せる負担を考えて、手入れが楽で近いところにある納骨堂を購入される方も増えているようです。近年では利用者の増加に伴い、 33回忌までなど個別の安置期間を定め、それ以降は永代供養墓に合祀(複数の遺骨を同じ場所で一緒に埋葬)する傾向にあります。 今回は納骨堂の特徴やメリットについてまとめてみました。

永代供養と合祀

まず関連してよく出てくる用語を簡単に触れておきます。

永代供養(えいたいくよう)

遺族や子孫の代わりに寺院や霊園などが遺骨を管理・供養する形態のこと。身寄りのない方によく 用いられてきましたが、立地や価格の問題で墓石を建てられない方や、管理面で負担にならないようにと選ぶ方が増えています。

合祀(ごうし)

合わせて祀る(まつる)≒他の人と遺骨を合わせて埋葬することを指します。骨壷から骨を取り出し、 他の人の遺骨と一緒にまとめて地面に埋葬されたりします。

様々なパターンがありますが、冒頭に記述した通り納骨堂であり、かつ永代供養墓であるというお墓は多いです。いずれかのタイミングで合祀墓に入ることが多く、そのため通常のお墓に比べて建立の費用や管理費用が安価な傾向にあります。

納骨堂の特徴

納骨堂は、一般的には故人の遺骨や遺灰を収めるための個別のロッカー状のスペースを 提供しています。納骨堂内には、遺族が集まって追悼の儀式を行うための共有スペースが設けられて いることもあります。プライバシーを確保しながらも、お花を供えたりできる、家族や親族が故人を 偲ぶ場が提供されています。

納骨堂を選ぶメリット

納骨堂を選ぶメリットは、通いやすさ・費用・管理の3点です。 都市部では土地が限られており、一般的なイメージのお墓を設けることが難しい場合があります。 納骨堂は、限られたスペースを有効に活用し、多くの遺骨を安置できるため、都市部での利用に適しています。また、納骨堂はメンテナンスが業者によって行われるため、遺族は墓地の管理に関する負担を軽減できるというメリットもあります。 地方出身者が都市圏に移住した後、墓参りや管理が難しくなることを踏まえ、 お墓を移動させることもあるようです。

納骨堂の利用における考慮点

納骨堂を利用する際には、いくつかの考慮点があります。まず、お墓を移動させるには検討や その後の管理など、時間やコストが多くかかります。長期的な契約になる場合が多く、その条件や コストを事前にしっかりと確認することが重要です。また、納骨堂の位置やアクセスの利便性も重要な要素であり、遺族が容易に訪れることができる場所を選ぶようにしましょう。 納骨堂の運営側で事前に見学ができるところが多くありますので、問い合わせてみてください。

最後に

従来に比べ、費用や管理面でメリットがある納骨堂は、永代供養墓よりもしっかり供養することが できます。ただし、施設により屋内であることでの制限があるなどそれぞれの規約がありますので 注意が必要です。 また、昔ながらのお墓であることによって家族が皆同じお墓に入れることを大事にする人もいるかも しれません。いずれにせよ家族や親戚など関係者でしっかりと話し合ってから決めることが大切です。

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