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身寄りがない人の終活は何をすべきか?ひとりでも安心して最期を迎える事前準備を解説

2024.6.28

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独り身の方にとって、最期を迎えるための準備はとても大切です。自分がもしもの時に備えて、周りに迷惑をかけずに安心して過ごせるよう、具体的な終活の方法を解説します。また、孤独死を回避する方法や死後事務委任契約についても説明し、それぞれの準備にかかる費用相場も紹介します。

具体的な終活の方法

1. エンディングノートの作成

エンディングノートには、自分の希望や連絡先、医療に関する情報を記入します。これを通じて、自分の最期の希望を伝えることで、周りの人たちに対する配慮となります。例えば、延命治療の希望や葬儀のスタイル、連絡してほしい人のリストなどを記載しておくと良いでしょう。

2. 生前整理と重要書類の整理

生前整理を行い、自分の持ち物や財産を整理しておくことが大切です。不要なものを処分し、必要なものを整理しておくことで、最期の時に心の負担が軽減されます。重要書類や貴重品の所在を明確にしておき、後に続く人々が困らないようにしましょう。

3. 任意後見制度の利用

独り身の方には、任意後見制度を利用することをおすすめします。これは、自分が判断能力を失った場合に備えて、信頼できる人に後見人を依頼し、契約を結ぶ制度です。後見人が自分の財産管理や生活支援を行うことで、安心して生活を送れます。

4. 医療・介護の計画

健康状態が悪化した場合に備え、医療や介護の計画を立てておきましょう。介護施設や自宅での介護サービスの利用について事前に調べ、自分に合ったサービスを選んでおくと安心です。リビングウィル(生前の医療に関する意思表明書)を作成し、自分の医療に関する希望を明確に伝えておくことも大切です。

5. 葬儀の生前契約

葬儀の生前契約を結んでおくことで、自分の希望に沿った葬儀が執り行われ、周囲の人々に負担をかけずに済みます。生前契約では、葬儀の内容や費用について事前に取り決めておきます。信頼できる葬儀社と契約を結び、自分の希望をしっかり伝えましょう。

6. コミュニティとのつながり

地域のコミュニティや友人とのつながりを大切にしましょう。地域のボランティア活動や趣味のサークルに参加することで、支え合う関係を築くことができます。これにより、孤独感が軽減され、精神的な安心感が得られます。

7. 緊急連絡先の登録

緊急時に備えて、信頼できる友人や近隣の住民を緊急連絡先として登録しておきましょう。 また、医療機関や介護施設にも連絡先を伝えておくと、万が一の時に迅速に対応してもらえます。

孤独死を回避する方法

孤独死を回避するためには、以下の対策が有効です。

1. 定期的な見守りサービスの利用

見守りサービスを利用すると、定期的に安否確認を行ってもらえます。自治体や民間企業が提供する サービスを活用しましょう。

2. スマート技術の活用

見守りカメラやセンサーを設置することで、自分の状態を遠隔で確認してもらえます。 また、緊急時に自動で連絡が行く仕組みを導入することも有効です。

3. 定期的なコミュニケーション

地域のサロンや交流イベントに参加して、人とのつながりを持つことが大切です。 定期的に家族や友人と連絡を取る習慣をつけましょう。

死後事務委任契約とは

死後事務委任契約は、自分の死後に必要な手続きを第三者に委任する契約です。葬儀や遺品整理、公共料金の解約などを代行してもらうことで、安心して最期を迎えることができます。

各種準備にかかる費用相場※

エンディングノート ・エンディングノートの購入: 1,000円〜3,000円程度 生前整理 ・不用品処分: 1万円〜数十万円(量や内容による) ・貴重品の整理: 無料〜数万円(自己処理の場合) 任意後見契約 ・任意後見契約の締結費用: 5万円〜10万円 ・後見人への報酬: 月額数千円〜数万円 医療・介護の計画 ・介護サービスの利用: 月額数万円〜数十万円 ・リビングウィルの作成: 無料〜数千円(自己作成の場合) 葬儀の生前契約 ・生前契約の費用: 20万円〜100万円(葬儀内容による) 見守りサービス ・見守りサービスの利用: 月額2,000円〜1万円程度 死後事務委任契約 ・契約費用: 5万円〜20万円程度 ・実際の事務手続き費用: 数万円〜数十万円

まとめ

独り身の方が安心して最期を迎えるためには、計画的に終活を進めることが必要です。エンディング ノートの作成、生前整理、任意後見契約、医療・介護の計画、葬儀の生前契約、コミュニティとのつながり、緊急連絡先の登録といった準備を行うことで、周りに迷惑をかけずに最期を迎えられます。また、孤独死を回避するための対策や死後事務委任契約についても考慮し、安心して生活を送るための準備を進めましょう。 ※費用は2024年現在の弊社調査時点の相場情報です。計画時には適切な事業者からの見積もり取得や、専門家への相談を行ってください。

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