2025.1.14
供花や弔電のお礼はするべきなのか
供花をもらったらお返しは基本「不要」
【供花のお返し】よくある6つのケース&解決法
1. 香典と供花、両方もらったとき
解決法
お礼状の例文
2. 家族葬で供花をもらったとき
解決法
3. 葬儀・法事の欠席者から供花が届いたとき
解決法
お礼状の例文
4. 会社社長の名義で供花が届いたとき
解決法
お礼状の例文
5. 連名で供花をもらったとき
解決法
お礼状の例文
6. 故人の取引先から供花をもらったとき
解決法
お礼状の例文
供花のお返しの相場はいくら?
供花の価格帯の例
ケース別の相場目安
相場を超えるお返しは不要
供花のお礼で贈る品物
返礼品として適している品物
弔事の返礼品として贈るのがタブーな品物
お返しの適切なタイミングは?
1. 香典と供花の両方をいただいた場合
2. 供花だけをいただいた場合
返礼品につける掛け紙(のし紙)や表書きの書き方
返礼品の掛け紙・水引はどうすればよい?
返礼品の表書きの書き方
返礼品の用意の仕方とお礼状の例文
お礼状を書く際の注意点
お礼状の例文
返礼品も一緒に贈る場合の例文
お礼状のみの場合の例文
お花ではなくお花代をもらったらどう判断する?
お花代の扱い方のポイント
例文
「返礼不要」といわれたら本当にお返ししなくていいの?
お礼の気持ちを伝える手段
注意点
供花へのお礼の言葉はメールで済ませてもよい?
メールでお礼をする場合のポイント
例文
まとめ
供花(きょうか)をいただいた側としては「お返しは必要なのだろうか?」「どのようにお礼をすれば失礼がないのか?」と悩むことも少なくありません。また、弔事の場面では、通常の贈り物とは異なる独自のマナーやルールが存在します。本記事では、供花に関するお返しの基本的な考え方や相場、具体的な事例ごとの対応、お礼の仕方や適切な品物などを徹底的に解説していきます。これを読めば、供花のお返しに関する疑問がすべて解消されるはずです。
供花や弔電をいただいた際に、まず考えるべきなのは「お礼をすべきかどうか」という点です。一般的に、供花や弔電に対するお返しは必須ではないとされていますが、贈っていただいた方との関係性や状況によって対応が変わる場合があります。
供花に対するお返しが「基本不要」とされている理由は、供花が弔意を示すために贈られるものであり、「見返りを期待するものではない」と考えられているからです。供花は故人への哀悼の意を表すためのものであり、その性質上、感謝の気持ちを直接伝える機会がなければ、後日お礼状や電話でお礼を述べるだけで十分な 場合も多いのです。 ただし、弔電や供花が届いた状況や、贈り主との関係性によっては、お返しや感謝の意思をしっかり伝えることが重要となる場合もあります。
供花をいただく状況や相手との関係性によって、必要なお返しや対応が異なります。ここでは、供花に関するよくある6つのケースを具体的に解説し、適切な解決法をご紹介します。
香典と供花を両方いただいた場合、香典返しの中で供花へのお礼も兼ねる形をとるのが一般的です。香典返しとして用意する返礼品に、供花に対する感謝も含めてお礼をすることで、別途の対応をせずに済ませられます。
・香典返しを贈るタイミングで供花への感謝も込める 香典返しの品物を選ぶ際には、香典と供花の両方に対して感謝を表すものを選びます。 ・お礼状には両方への感謝を明記する お礼状で、香典と供花のどちらにも言及し、「両方いただいたことへの感謝」を表現します。
拝啓 このたびは、亡き○○の葬儀に際し、香典とお供花の両方を賜り、心より御礼申し上げます。 おかげさまで無事に葬儀を執り行うことができました。 略儀ながら、書中をもちまして御礼申し上げますとともに、心ばかりの品をお送りいたしましたので、 どうぞお納めくださいませ。 敬具
家族葬は近親者のみで執り行うため、供花を贈ってくださった方と直接会えないことが一般的です。そのため、葬儀後に改めて感謝の意を示す対応が必要です。
・お礼状を葬儀後1週間以内に送る 直接お礼を言う機会がなかった場合は、できるだけ早めにお礼状を送るのがマナーです。 ・必要に応じて返礼品を添える 供花だけの場合は品物の返礼は不要ですが、感謝の気持ちを伝えるために菓子折りやお茶など少額の品を添える場合もあります。
お礼状の例文
拝啓 このたびは、亡き○○のためにご丁寧なお供花を賜り、心より感謝申し上げます。 おかげさまで、家族葬として滞りなく葬儀を執り行うことができました。 ささやかではございますが、感謝の気持ちを込めたお品をお送りさせていただきますので、どうぞお納めくださいませ。 敬具
葬儀や法事に参列できなかった方から、供花だけを贈っていただくケースもあります。この場合は、供花を通じて故人を偲んでくださったお気持ちに対する感謝をしっかりと伝えることが大切です。
・お礼状を送る 品物を贈る必要はありませんが、感謝の気持ちを表すためにお礼状を 送ることがマナーです。 ・丁寧な文面で気持ちを伝える 供花への感謝とともに、葬儀を無事終えた旨を簡潔に伝えます。
拝啓 このたびは、ご多用中にもかかわらず、亡き○○のためにご丁寧なお供花を賜り、誠にありがとうございました。 おかげさまで葬儀も無事に執り行うことができました。 略儀ながら、書中をもちまして御礼申し上げます。 敬具
供花が法人や会社の代表者名義で贈られる場合、個人への対応とは少し異なります。この場合、会社や団体全体に対して感謝を伝えることが求められます。
・お礼状を法人宛てに送付する 会社の代表者宛てに送るか、組織全体に対するお礼状を準備します。 ・必要に応じて訪問してお礼を述べる 取引先などの重要な相手の場合、後日訪問して直接お礼を伝えるのが理想的です。
拝啓 このたびは、亡き○○のためにご丁寧なお供花を賜り、誠にありがとうございました。 貴社一同のご厚情に深く感謝申し上げます。 おかげさまで無事に葬儀を執り行うことができました。 略儀ながら書中をもちまして御礼申し上げます。 敬具
複数名の連名で供花をいただくことがあります。 この場合、全員分のお礼状を送るのではなく、代表者にまとめて感謝の気持ちを伝えるのが一般的です。
・代表者宛てにお礼状を送付する 代表者を指定してお礼状を送ります。文面には、他の連名者への感謝も含めることを忘れないようにします。 ・口頭で感謝を伝える機会があれば直接お礼を 可能であれば、連名者全員に対して改めてお礼を伝えましょう。
拝啓 このたびは、亡き○○のためにご丁寧なお供花を賜り、誠にありがとうございました。 ○○様をはじめ、皆様のご厚情に深く感謝申し上げます。 おかげさまで無事に葬儀を執り行うことができました。 略儀ながら書中をもちまして御礼申し上げます。 敬具
故人の取引先から供花をいただく場合は、遺族として故人の仕事関係に配慮しながら対応することが大切です。
・お礼状を取引先宛てに送付する 故人の担当者が存命であれば、その方宛てにお礼状を送ります。 ・後日挨拶に伺うことも検討する 特に重要な取引先の場合、正式な場で挨拶をするのも良い方法です。
拝啓 このたびは、亡き○○のためにご丁寧なお供花を賜り、心より感謝申し上げます。 故人も、貴社の皆様からのご厚意に 深く感謝していることと思います。 略儀ながら書中をもちまして御礼申し上げます。 敬具
供花のお返しを考える際には、「相場」が重要なポイントになります。供花の価格帯は幅広く、贈り主によっても異なりますが、基本的には供花の金額の半返し(半額程度)が目安とされています。具体的には以下の通りです。
供花の価格は一般的に5,000円~20,000円程度が多いとされています。 ・5,000円~10,000円の場合 お返しの相場は2,500円~5,000円程度。 ・10,000円~20,000円の場合 お返しの相場は5,000円~10,000円程度。 ただし、供花だけでなく、香典や弔電を同時にいただいている場合は、これらも含めて返礼品を選ぶことを検討します。
1.個人から供花をいただいた場合 半返しを目安にした価格帯の返礼品を選びます。 2.法人名義で供花をいただいた場合 法人宛てには物品でお返しすることは少なく、お礼状のみが一般的です。場合によっては菓子折りなどを添えることもあります。
高額すぎるお返しは、逆に贈り主に気を遣わせてしまう可能性があります。そのため、半返しを基準にしつつも、あまりに高額な品物は避けることが重要です。
供花のお返しに適した品物には、いくつかの条件があります。特に弔事用の返礼品には、選んではいけないものや、贈る際の注意点も存在します。
以下のような品物が供花のお返しに適しています。 1.お菓子類 ・クッキー、羊羹、カステラなどの日持ちするもの。 ・予算に応じて高級感のあるギフトセットを選びます。 2.お茶・コーヒーセット ・緑茶や紅茶などが定番です。 ・「静けさ」や「癒し」を感じさせるものとして選ばれることが多いです。 3.タオルやハンカチ ・弔事の返礼品として非常に一般的な選択肢です。 ・「白」のシンプルなデザインが多く選ばれます。 4.消耗品(洗剤や調味料セットなど) ・洗剤や油、調味料は実用性が高いため喜ばれることが多いです。 ・派手すぎない、控えめなパッケージの商品を選ぶのがポイントです。 5.果物やジュース ・季節に応じた果物やフルーツジュースのギフトセットは上品なお返しとして人気です。
一方で、以下の品物は供花のお返しとしては不適切とされています。 1.肉や魚などの生鮮食品 ・「生もの」は死を連想させるため、弔事では避けるべき品物とされています。 2.派手なデザインの贈り物 ・カラフルすぎる品物や華美な装飾品は弔事の場にはそぐわないとされます。 3.高額すぎる贈り物 ・弔事の返礼品はあくまで控えめな価格設定が基本です。 4.時計や刃物類 ・時計は「時を切る」という意味に取られ、刃物は「縁を切る」とも解釈されるため避けるのが無難です。
供花のお返しをする際には、タイミングも非常に重要です。お返しが遅れると、感謝の気持ちが伝わりにくくなるため、適切な時期を心掛けましょう。
四十九日法要後に香典返しとして贈るタイミングが一般的です。日本では、故人の魂が安らかに成仏する「四十九日」が終わるまでは忌中とされており、その期間中に返礼品を贈るのは避けるのがマナーです。 ・四十九日後の返礼:法要が終わってから、1週間~2週間以内に返礼品を贈ります。
供花のみをいただいた場合は、葬儀後なるべく早めにお礼をするのが望ましいです。具体的には、葬儀後1週間以内にお礼状を送付し、場合によっては後日返礼品を贈る形が適切です。
弔事の返礼品には必ず「掛け紙 (のし紙)」を使用し、適切な表書きを記載することがマナーとされています。
・水引:黒白または双銀(地域によっては黄白も使用されます)。結び方は「結び切り」を選びます。 ・掛け紙の位置:外熨斗(掛け紙が外側になる包装)が基本です。
・表書きの文言: 「志」 「粗供養」 地域によっては「忌明志」や「満中陰志」と記載する場合もあります。 ・名入れ: 送り主(喪主)の名前を記載します。フルネームで書くのが一般的です。
返礼品を贈る際には、お礼状を添えることで感謝の気持ちをより伝えやすくなります。お礼状を作成する際のポイントや例文を以下で詳しく解説します。
・簡潔かつ丁寧に書く:感謝の気持ちを伝えるため、言葉遣いに注意する。 ・個別の事情に応じた文面を作成:贈り主との関係性や供花の状況に応じて文面を調整する。 ・手書きの一筆箋を添えるのも効果的:一筆箋での手書きのメッセージは、受け取る側に温かみを感じさせます。
拝啓 このたびは亡き○○のためにご丁寧なお供花を賜り、心より御礼申し上げます。 おかげさまで無事に葬儀を執り行うことができました。 ささやかではございますが、感謝の気持ちとして心ばかりの品をお送りさせていただきましたので、どうぞお納めください。 敬具
拝啓 このたびは、亡き○○のためにご丁寧なお供花をお送りいただき、心より御礼申し上げます。 おかげさまで、家族一同無事に葬儀を執り行うことができました。 略儀ながら書中をもちまして御礼申し上げます。 敬具
お礼状だけで感謝の意を伝える場合、贈り物がない分、言葉を工夫して丁寧さを表現することが重要です。
供花の代わりに「お花代」として現金を受け取る場合もあります。この場合は、香典と同じように扱うのが一般的です。ただし、「お花代」という表現は明確に供花の代わりを意味するため、香典返しとして返礼品を贈る際に、供花代も考慮して選ぶ必要があります。
1.香典とお花代を分けて考える必要はない お花代をいただいた場合、それも香典としてまとめて考えます。 2.返礼品の金額を調整する 香典とお花代を合算した金額の半額を目安に、返礼品を選ぶのが一般的です。 3.お礼状に明記する お礼状の文中で「お花代」という言葉を明記し、感謝の気持ちを伝えます。
拝啓 このたびは亡き○○のために、お花代としてご厚志を賜り、心より御礼申し上げます。 おかげさまで無事に葬儀を執り行うことができました。 ささやかではございますが、感謝の気持ちを込めてお品をお送りさせていただきましたので、どうぞお納めください。 敬具
贈り主から「返礼は不要です」と言われた場合、言葉通りにお返しを控えてよいのか迷うことがあります。基本的に、返礼不要と言われても、最低限の感謝の気持ちは伝えることが大切です。
・お礼状だけでも送る:お返しは不要でも、お礼状で感謝の気持ちを伝えるのはマナーです。 ・少額のお返しを検討する:あくまで気持ち程度に、菓子折りなどを贈るのも良いでしょう。
「返礼不要」と言われている場合、あまり高額な返礼品を贈ると、かえって贈り主に気を遣わせてしまいます。そのため、言葉でのお礼や簡素な方法にとどめるのが望ましいです。
最近では、特にビジネス関係者や遠方の方へのお礼を、メールで済ませるケースも増えています。ただし、メールでお礼をすることは「やむを得ない場合の最終手段」と考え、可能であればお礼状を送るか、直接感謝の気持ちを伝えることが望ましいです。
1.丁寧な言葉遣いを徹底する 書面と同じレベルの礼儀正しい文面にする。 2.お礼状を別途送る意思を伝える メールで先にお礼を述べつつ、後日正式なお礼状を送る旨を明記します。
件名:供花の御礼 本文: ○○様 このたびは亡き○○のためにご丁寧なお供花を賜り、誠にありがとうございました。 おかげさまで無事に葬儀を執り行うことができました。 後日改めてお礼状をお送りさせていただきますが、まずは取り急ぎメールにて御礼申し上げます。 ○○(遺族名)
供花のお返しに関するマナーや対応方法について、さまざまなケースを詳しく解説しました。供花のお返しは基本的に不要とされる場合が多いものの、状況や贈り主との関係性によって適切なお礼が必要になる場合があります。 ・お返しの基本ルール:供花へのお礼は香典返しに含める形が一般的。特別な場合を除き、返礼品を贈る必要は少ない。 ・タイミングと方法:四十九日法要後に返礼品を贈る、または葬儀後すぐにお礼状を送ることが重要。 ・返礼品の選び方:お菓子やお茶など、日持ちする実用的な品物が最適。 ・お礼状の役割:書面や言葉で感謝を丁寧に伝えることで、遺族としての礼儀を尽くす。 供花のお返しは、弔事の場にふさわしい対応を心掛けることが最も重要です。この記事を参考に、贈り主への感謝の気持ちを適切に表現できる対応を心掛けてください。
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