2025.3.17
はじめに
【これから永代供養墓を作る方向け】永代供養のとき位牌は必要?
寺院や霊園の方針による場合
仏壇を設置するスペースがない場合
故人や家族の意向による場合
位牌を作らない場合の注意点
【これから永代供養墓を作る方向け】永代供養でも位牌を作る場合
位牌を作る理由
位牌を作る場合の選択肢
購入する前に確かめておくこと
【永代供養墓に変える方向け】既存の位牌の扱い方
自宅で保管する
位牌も永代供養してもらう
位牌を永代供養する場合の費用相場
一時的に預かってもらう
一時預かりの費用相場
閉眼供養をした上でお焚き上げしてもらう
閉眼供養(魂抜き)とは
お焚き上げの費用相場
お焚き上げ後の注意点
【永代供養墓に変える方向け】遺骨と位牌を永代供養にするときの流れ
1.墓じまいとともに、菩提寺に永代供養についても相談する
2.菩提寺で永代供養が不可能なら永代供養をするお寺を探す
3.墓じまいを行う
4.位牌や仏壇の魂抜きを行う
5.遺骨や位牌の永代供養を行う
永代供養の費用相場
まとめ
「永代供養を選びたいけれど、位牌はどうすればいいの?」 近年、少子高齢化や核家族化の影響で、従来の墓守が難しくなり、永代供養 を選ぶ人が増えています。 永代供養は、寺院や霊園が遺族に代わって故人の供養を行うため、後継者がいなくても安心して供養を任せられる方法です。 しかし、永代供養を選ぶ際に多くの人が悩むのが、「位牌の扱い方」 です。 位牌は、故人の戒名や法名を記した仏具で、仏壇に安置して供養するための大切なものです。 日本の仏教文化において、故人を偲ぶ象徴としての役割を果たしており、日々のお参りや法要の際に用いられます。 しかし、永代供養では寺院や霊園が供養を代行するため、位牌が必要かどうか は供養のスタイルや家族の考え方によって異なります。 本記事では、「これから永代供養墓を作る方」 と 「個別墓を持っていて永代供養墓に変える方」 の2つのケースに分けて、位牌をどうするかを詳しく解説します。
永代供養は、寺院や霊園が遺族に代わって供養を行うため、必ずしも位牌が必要というわけではありません。 ただし、位牌は故人を偲ぶ象徴としての役割を果たすため、作成するかどうかを慎重に検討することが大切です。 現代のライフスタ イルや価値観の多様化に伴い、仏壇や位牌を持たない供養の形が広がってきています。以下は、永代供養で位牌を作らない場合の代表的なケースです。
永代供養を行う寺院や霊園の中でも、特に合同供養墓や合祀墓では、故人個別の位牌を安置するスペースがないため、寺院全体でまとめて供養を行う形が一般的です。 合同供養墓・合祀墓の場合: 寺院側が用意する「霊簿」や「過去帳」に故人の名前を記載し、合同で供養を行います。 納骨堂型永代供養の場合: 遺骨が個別に管理される一方で、供養は寺院全体で行われるため、位牌を作らなくても供養が可能です。 寺院によっては、電子プレートやデジタル表示で故人の名前を記録する場合もあり、従来の位牌に代わる形で故人を偲ぶことができます。
近年の住宅事情やライフスタイルの変化により、仏壇を設置するスペースが確保できない家庭も増えています。 特に都市部のマンションやコンパクトな住居に住む世帯では、従来の大きな仏壇を置くことが難しく、位牌を作らない選択をすることがあります。 仏壇を置かない供養スタイルの広がり: 従来の仏壇に代わり、写真立てやシンプルなメモリアルスペースを設けて、故人を偲ぶ家庭が増えています。 また、ミニ仏壇やモダン仏壇など、インテリアに馴染む小型の仏壇も登場しており、位牌を設置せずに供養を行うことが可能です。 こ の場合、位牌がなくても故人の遺影や思い出の品を飾ることで、心を込めた供養ができます。
故人が生前に「形式にとらわれない供養をしてほしい」と希望していたり、遺族がシンプルな供養を望む場合、位牌を作らないことがあります。 現代では、宗教や伝統にとらわれず、個人の価値観を尊重した供養の形が広がっています。 無宗教の供養スタイル: 特定の宗教にこだわらない供養を希望する家庭では、位牌を作らず、写真や思い出の品を飾って故人を偲ぶスタイルが増えています。 また、お墓を持たずに散骨を選ぶ場合や、手元供養として遺骨を小さな骨壷に入れて保管する場合も、位牌を作らないことが一般的です。 シンプルな供養を希望する場合: 「手を合わせるだけで良い」「形式よりも気持ちを大切にしたい」という家族の意向により、位牌を作らずに供養を行うことも増えています。 また、遺族の負担を減らすために、お盆や命日などの特別な行事を設けず、日常の中で故人を偲ぶスタイルが選ばれることもあります。
位牌を作らない場合でも、故人を偲ぶ気持ちを大切にすることが重要です。 故人を身近に感じる工夫: 位牌がない分、写真立てや思い出の品を飾るなど、故人を身近に感じられる工夫をすると良いでしょう。 また、家族が集まる時に故人の話をしたり、思い出を共有することで、供養の気持ちを伝えることができます。 親族や周囲の理解を得ること: 位牌を作らない選択は、従来の習慣に慣れている親族には理解されにくい場合があります。 事前に親族と話し合い、供養の形について共有しておくことが大切です。 また、法要を行う場合には、位牌の代わりに遺影を飾るなど、工夫して供養の場を整えましょう。
永代供養を選んだ場合でも、あえて位牌を作る選択をするケースがあります。 位牌は、故人を身近に感じたり、家族の絆を深めたりする象徴としての役割を果たすため、永代供養を行ってもなお位牌を用いた供養を大切にしたいと考える人が多いのです。
1.自宅で故人を偲びたい場合 永代供養では、寺院や霊園に遺骨を預けて供養を行うため、自宅に故人を偲ぶ場所がなくなります。 そのため、自宅でも手を合わせたい、日々故人を感じたいという気持ちから、位牌を作成することがあります。 特に、家族が集まる場所に位牌を安置することで、故人との繋がりを感じやすくなります。 2.法要を自宅で行う場合 年忌法要(例:一周忌、三回忌、七回忌など)を自宅で行う場合、位牌があることで法要の形式が整います。 僧侶に来てもらい、お経を上げてもらう際にも、位牌があることで正式な供養ができるため、伝統を重んじる家庭では位牌を用意することが推奨されます。 3.仏壇を守りたい場合 家に先祖代々の仏壇がある場合、その仏壇を守り続けるために新たに位牌を作成することがあります。 仏壇には、先祖代々の位牌が並んでいることが多いため、新たに故人が亡くなった場合も、同じように位牌を作って安置することで、家族の伝統を引き継ぐことができます。 4.故人の意向を尊重する場合 故人が生前に「自宅で手を合わせてほしい」「家族と一緒にいたい」と希望していた場合、その意向を尊重して位牌を作るケースがあります。 また、家族の中で「形に残るものが欲しい」と考える人がいる場合にも、位牌を作成することで心の拠り所にすることができます。
1.自宅の仏壇に安置する 自宅に仏壇がある場合は、そこに位牌を安置し、日々の供養を行うことができます。 仏壇がない場合でも、ミニ仏壇やモダン仏壇など、現代のインテリアに合った小型の仏壇を用意することで、場所を取らずに供養を行うことが可能です。 2.位牌棚(メモリアルスペース)を設ける 仏壇を置くスペースがない場合や、シンプルな供養を希望する場合には、位牌棚やメモリアルスペースを設けることも選択肢の一つです。 写真立てや思い出の品と一緒に位牌を飾ることで、故人を身近に感じることができます。 3.電子位牌・デジタル位牌を利用する 近年、タブレットやデジタルフォトフレームを用いた電子位牌・デジタル位牌が登場しています。 故人の写真や動画、メッセージを表示することで、物理的な位牌を持たずに供養を行う新しいスタイルです。 遠方に住む家族とも 共有できるため、現代のライフスタイルに合った供養方法として注目されています。
1.寺院や霊園の方針 永代供養を行う寺院や霊園によっては、位牌の持ち込みや安置を認めていない場合があります。 特に合同供養墓や合祀墓の場合、個別の位牌を置くスペースがないため、寺院に確認しておくことが必要です。 また、納骨堂の場合でも、施設によっては位牌を置くスペースが設けられている場合があるため、事前に確認しておきましょう。 2.宗派の違い 位牌の形状や戒名の書き方は宗派によって異なります。 浄土真宗では位牌を用いず「過去帳」や「法名軸(掛け軸)」を用いるため、浄土真宗の寺院で永代供養を行う場合は位牌が不要です。 自分の家の宗派に合わせた位牌を選ぶためにも、菩提寺や宗派の教えに従って決めることが大切です。 3.位牌の種類とデザイン 位牌には「本位牌」「夫婦位牌」「家牌(先祖代々の位牌)」など、さまざまな種類があります。 また、黒塗りの漆塗りや金箔をあしらったもの、シンプルな木製のものなど、デザインも豊富です。 仏壇の雰囲気や家のインテリアに合わせて選ぶことができます。 4.費用相場の確認 位牌の価格は、材質やデザイン、彫刻の内容によって異なります。 一般的な本位牌の価格は1万円〜5万円程度ですが、高級なものでは10万円以上する場合もあります。 また、彫刻の内容や文字数によって追加料金が発生することがあるため、事前に確認しておくことが大切です。