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お墓には種類がある?種類別の墓石や供養形式、費用についてもわかりやすく解説

2024.6.28

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人生の節目において、お墓の選択は重要な決断のひとつです。近年では、一般墓以外にもさまざまな選択肢が増えてきています。この記事では、お墓の種類や供養形式、費用、管理方法について詳しく解説します。

1. 一般墓

一般墓は、石碑や墓石を立て、家族代々の供養を行う形です。 墓石には家名が刻まれ、墓前には供物や線香を供えるスペースがあります。 墓地は寺院や公営、民営の霊園に設置されることが多いです。一般墓の供養は、命日やお盆、 彼岸などに行うことが一般的です。 家族が集まり、お墓の前でお経をあげたり、お花や線香を供えたりします。定期的にお墓を訪れ、 清掃や手入れを行うことで、故人を偲びます。 管理は、基本的に契約した霊園や寺院が行いますが、定期的な清掃や供養は遺族が行う 必要があります。 年間管理費がかかることが多く、これには墓地の維持費や清掃費が含まれ、1万円から2万円程度が 一般的です。 費用: 土地の購入費用は一般的に50万円から200万円程度です。 墓石代は石の種類やデザインにより異なり、100万円から300万円程度が一般的です。 また、工事費用や彫刻費用が加わると、総額で200万円から500万円程度になることがあります。※ 葬儀から納骨までの流れ: 1.葬儀と火葬: 通常、葬儀は自宅や葬儀場で行い、火葬場で火葬を行います。 遺骨は骨壺に納められます。 2.納骨の日程調整: 家族や僧侶と相談し、納骨の日程を決定します。 3.法要の準備: 納骨の日に合わせて法要の準備を行います。お寺や霊園で法要を行うことが多いです。 4.納骨式: 墓前で僧侶にお経をあげてもらい、骨壺を開けて納骨室に遺骨を納めます。 5.閉眼供養: 納骨後に墓石を閉じ、閉眼供養を行います。

2. 樹木葬

樹木葬は、墓石の代わりに樹木を墓標とする自然志向の供養形式です。 自然の中で永眠するという考え方が魅力的で、多くの人々に選ばれています。 樹木葬では、個別の墓石がないため、供養の方法も異なります。 命日やお盆に樹木の周りに花を供えたり、木陰でお経をあげたりします。自然の中で故人と 向き合うことができ、静かで落ち着いた雰囲気の中で供養が行われます。 管理は霊園や公園が行い、定期的な管理費がかかることが多く、これには樹木の手入れや 敷地の維持費が含まれます。 費用: 場所や樹木の種類により異なりますが、一般的には30万円から100万円程度です。 自然公園内や専用の樹木葬区画など、提供される場所によっても費用が変動します。※ 葬儀から納骨までの流れ: 1.葬儀と火葬: 通常、葬儀は自宅や葬儀場で行い、火葬場で火葬を行います。 遺骨は骨壺に納められます。 2.納骨の日程調整: 家族や僧侶と相談し、納骨の日程を決定します。 3.法要の準備: 納骨の日に合わせて法要の準備を行います。お寺や霊園で法要を行うことが多いです。 4.納骨式: 指定された樹木の下に遺骨を埋葬します。専用の容器に遺骨を移し替える場合もあります。

3. 合祀墓

合祀墓は、複数の人が共同で一つの墓に埋葬される形式です。 個別の墓を持たないため、管理が簡単です。 費用を抑えたい方や、墓地の管理を気にせず供養を希望する方に選ばれています。 供養は寺院や霊園が定期的に行う法要に参加する形が一般的です。 合同での供養が中心となり、個別に供養を行う機会は少ないですが、定期的に合同供養祭が 開かれるため、そこで故人を偲ぶことができます。 管理は寺院や霊園が行い、遺族は定期的な清掃や供養を行う必要がありません。管理費は初期費用に 含まれていることが多く、追加費用が発生しないケースもあります。 費用: 比較的安価で、10万円から30万円程度が相場です。寺院や霊園によって費用は異なります。※ 葬儀から納骨までの流れ: 1.葬儀と火葬: 通常、葬儀は自宅や葬儀場で行い、火葬場で火葬を行います。 遺骨は骨壺に納められます。 2.納骨の日程調整: 家族や僧侶と相談し、納骨の日程を決定します。 3.合同法要: 納骨の前に寺院で合同法要を行います。 4.納骨式: 合祀墓に遺骨を納めます。他の遺骨と一緒に埋葬されることが一般的です。

4. 永代供養墓

永代供養墓は、寺院や霊園が永代にわたって供養を行うお墓です。 遠方に住んでいる方やお墓の管理が難しい方に適しています。 個別の墓石があるものから、合祀形式のものまでさまざまです。 永代供養墓では、寺院や霊園が定期的に供養を行うため、遺族が個別に供養を行う必要はありません。 合同での法要が定期的に行われるため、故人の供養が確実に行われる安心感があります。 命日やお盆には合同供養祭が行われることが多く、その際に遺族が参加して 故人を偲ぶことができます。 管理は寺院や霊園が行い、遺族の負担は少なく、定期的な管理費がかかることはほとんどありません。 費用: 永代供養墓の費用は、50万円から150万円程度です。供養の内容や墓石の有無、 霊園の場所によって費用が変動します。※ 葬儀から納骨までの流れ: 1.葬儀と火葬: 通常、葬儀は自宅や葬儀場で行い、火葬場で火葬を行います。 遺骨は骨壺に納められます。 2.納骨の日程調整: 家族や僧侶と相談し、納骨の日程を決定します。 3.法要の準備: 納骨の日に合わせて法要の準備を行います。お寺や霊園で法要を行うことが多いです。 4.納骨式: 永代供養墓に遺骨を納めます。個別の墓石がある場合は、その下に納骨します。

5. 納骨堂

納骨堂は、遺骨を納めるための建物です。 屋内にあるため、天候に左右されずに訪れることができます。 都市部で人気が高く、スペースの節約にもなります。 納骨堂では、命日やお盆、彼岸などに訪れてお参りを行います。 建物内であるため、天候に左右されることなく、いつでも訪れることができるのが利点です。 定期的な法要や供養祭が行われることも多く、遺族が集まりやすい環境が整っています。 管理は霊園や寺院が行い、定期的な管理費がかかることが一般的です。 費用: 納骨堂の費用は、50万円から200万円程度です。納骨する場所や施設の設備によって 費用が変わります。※ 葬儀から納骨までの流れ: 1.葬儀と火葬: 通常、葬儀は自宅や葬儀場で行い、火葬場で火葬を行います。 遺骨は骨壺に納められます。 2.納骨の日程調整: 家族や僧侶と相談し、納骨の日程を決定します。 3.法要の準備: 納骨の日に合わせて法要の準備を行います。お寺や霊園で法要を行うことが多いです。 4.納骨式: 納骨堂に遺骨を納めます。施設によっては専用の容器に移し替える場合もあります。

まとめ

お墓や供養形式には多様な選択肢があります。それぞれの特徴と費用、管理方法を理解し、 ご自身やご家族に合った方法を選ぶことが重要です。この記事が、その参考となれば幸いです。 ※あくまで調査情報のため、実際に検討する際は必ず専門家へご相談ください。

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