logo

お彼岸に使いたいちょっとリッチなお線香5選

2024.9.18

  • マナー
  • 費用
  • 家族
  • 法要
  • お墓

彼岸とは

彼岸(ひがん)は、日本の仏教に基づく伝統行事で、春分秋分中心とした7日間の期間を指します。この時期、昼と夜の長さが等しくなり、仏教では太陽が真西に沈むことから、西方にあるとされる極楽浄土を拝むのに最適な時期と考えられています。「彼岸」という言葉は「向こう岸」を意味し、生老病死などの現世の苦しみから解放され、悟りの境地に至ることを象徴しています。特に日本では、彼岸は祖先供養の機会として大切にされ、仏壇への供物や墓参りが行われる重要な習慣です。

彼岸における供養

彼岸の期間中に行われる供養は、主に先祖に感謝し、霊を慰めることを目的としています。その中心的な儀式には、線香を焚くことが含まれます。線香は仏前にお供えする香であり、浄化の象徴でもあります。香りが仏の世界へ届き、亡くなった魂を清めるとされており、線香を立てて合掌することは、供養の基本的な作法です。 線香を用いた供養は、仏壇の前で行うのが一般的です。線香を焚く際は、まず仏壇を清め、新鮮な花や食べ物(おはぎ\やぼたもち_など)を供えます。その後、線香を焚き、心を静めて合掌し、先祖に感謝の念を伝えます。この際、線香の煙が仏に届くという信仰があり、供養の場を浄化し、霊が安らかに過ごせるよう願うのです。 また、墓参りの際にも線香を焚きます。お墓を掃除し、花や供物を供えた後に線香を立てて先祖を供養します。線香の香りは心を落ち着かせ、先祖への祈りを捧げる大切なひとときです。現代でも、線香は供養において欠かせない存在として、広く用いられています。

彼岸の風習と現代の意義

彼岸には、仏壇やお墓での供養に加え、親族が集まり、先祖への感謝を共有することがよく見られます。春には「ぼたもち」、秋には「おはぎ」と呼ばれる伝統的な和菓子を作り、仏前に供えてから家族で分け合う風習もあります。これらの行為を通じて、家族や自然とのつながりを再確認することが、彼岸の本質的な目的です。 現代社会では、核家族化や都市生活の影響で、彼岸の風習が薄れつつある地域もありますが、供養の精神や先祖への感謝は今もなお重要な価値観とされています。特に線香を焚いて行う供養は、忙しい日常生活の中で心を落ち着かせ、先祖や自然への感謝を深める時間を与えてくれます。彼岸は家族や個人が過去と向き合い、現在の生活に感謝し、未来に向けて心を整える大切な行事です。

彼岸におすすめなお線香5選

今回は、「彼岸におすすめ」という観点のお線香の紹介になりますので、普段使いの物よりも少しリッチで、また香りや煙も豪華なものを厳選してご紹介いたします。 (ここで紹介する商品は、編集部の独自の基準に基づいて選定されています。商品リンクは純粋に情報提供目的であり、アフィリエイトプログラムとは無関係です。)

1. 馬場水車場「杉線香」

福岡県八女市にある広大な森林の杉の木から採取する杉の葉を「水車」の動力で製粉し作られている。森林内には多種の杉が植えられているため、採取し製粉する際にしっかりと見極め、違いを活かすような配合をしているとのこと。現在夫婦2人で、天然の杉の葉と水車による製粉にこだわって線香の製作を続けられています。 その線香は、細い煙が上へと昇っていき、どこか懐かしい杉の香りを感じることができます。

馬場水車上のお香

2. 伯林堂「杉並木」

HPの紹介には、「ほとんど杉の葉の粉末をこねただけのお線香です。」と書かれるほど、国産の杉の葉を多く用いた線香となっています。お線香の特徴としては、杉のお線香としては煙の量が少なめと、家庭内でも使用しやすいお線香となっています。また、香りは必ず一度は嗅いだことのあるような、懐かしさを感じる香りとなっています。

伯林堂 杉のお線香

3. 内田線香店「杉葉線香」

島根県ふるさと伝統工芸品」に指定されているこのお線香は、コロナ禍で大きな反響を受け、一躍有名となりました。化学薬品は一切使用せず、原料は杉の葉、つなぎののり粉、着色料と水だけとなっている。そしてこのお線香の唯一無二な点というのが、「無香料」な線香であることです。そのことにより、煙を吸い込んでものどが痛くなりにくく、ぜんそくの方でも使えるといいます。一本一本手作りのこのお線香は、自然の杉の香りを感じられ、全国から人気となっています。

杉葉線香

4. カメヤマローソク 「大河ドラマシリーズ」

2010年から、NHKの大河ドラマに合わせて発売されるお線香のシリーズです。毎年の作品に合わせた包装と、香りでファンからの期待値がとても高いお線香となっています。現在は、「光る君へ」に合わせた源氏物語の世界を体感できるようなお線香となっています。白檀、丁子、桂皮、龍脳、大茴香をベースに、古代から神聖な香りとして使われる乳香が調合され、平安時代の優雅な香りを感じることができます。

大河ドラマシリーズ

5. 薫寿堂 「花琳」

白檀、天然香料に加え、フランス製の香水をブレンドした現代的で甘い香りが特徴のお線香となっています。パッケージは平安朝を想起させるような古風なデザインですが、中を開けると香水系の豊かな香りと白檀の日本人にはなじみ深い香りがマッチし、心地の良い香りがします。

薫寿堂 花琳シリーズ

まとめ

今回は、お彼岸の時期に合わせ、お墓参りに最適な少しリッチなお線香をご紹介いたしました。普段使いのお線香ではなく、香りや煙が少し豊かなお線香を使ってお墓参りをするのはいかがでしょうか?

この記事を共有

  • Xでシェア

  • LINEでシェア

  • Facebookでシェア

一覧に戻る

タグ一覧

  • 葬儀
  • マナー
  • 相続
  • 終活
  • 費用
  • 宗教
  • 家族
  • 服装
  • ライフプラン
  • ペット
  • 法要
  • お墓

TOPへ