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国際霊柩送還士ってどんな職業?資格や似た職業はある?

2024.9.20

  • 法要

2023年に配信されたドラマ『エンジェルフライト-国際霊柩送還士-』がきっかけで話題となった職業、国際霊柩送還士(こくさいれいきゅうそうかんし)をご存知ですか? 国際霊柩送還士とは、異国の地で亡くなった遺体を綺麗な姿に整えて家族のもとに送り返すプロフェッショナルです。 この記事では国際霊柩送還士ってどんな仕事?どうやってなれるの?似た職業はある?といった疑問を調査しました。 ドラマをきっかけに興味を持った方や、エンディング業界(終活や葬儀関連の職業)に関心がある方はぜひ読んでみてください!

国際霊柩送還士ってどんな職業?

国際霊柩送還士は、海外で亡くなった日本人の遺体を国内に送還したり、日本で亡くなった外国人を海外に搬送したりする職業です。 ドラマ『エンジェルフライト-国際霊柩送還士-』では、様々な事情で亡くなった人々の遺体を遺族のもとへ送り届ける国際霊柩送還士の姿が描かれています。 実際の国際霊柩送還士の仕事も、ドラマと大きくは変わりません。 ここでは主な仕事を紹介します。

遺体の引き取り・遺族への引き渡し

手続きのもと海外から搬送されてきた遺体を空港で引き取ります。 国や地域によって遺体の搬送に関する法律やそれに伴う手続きが異なるため、他国の事情をよく把握しておくことが求められます。 その後、遺体を遺族へ引き渡します。

遺体のエンバーミング

日本で亡くなった外国人を海外へ搬送する際に、エンバーミングと呼ばれる遺体保全処置を行います。 この技術では、遺体に防腐・消毒処理を行い、生前の容姿にできるだけ近い状態を保つことができます。海外搬送には時間がかかるので、エンバーミングは必須とされています。 エンバーミングの他にも、エンゼルメイク(死化粧)やお着替えなどを行うこともあります。

国際霊柩送還士になるには

国際霊柩送還士の資格はあるの?

ドラマ『エンジェルフライト-国際霊柩送還士-』では国際霊柩送還士という名称の資格があるという設定になっていますが、実際のところそのような資格があるわけではありません。 では、どうすれば国際霊柩送還士になれるのでしょうか?

どうやってなればいいの?

国際霊柩送還士という名称ではなくても同様の業務内容を行っている企業があるため、そういった企業で働くことで国際霊柩送還士の仕事ができます。 また、後ほど説明する国際霊柩送還士に似た職業(エンバーマーなど)に就いたり、エンディング業界で経験を積んだりすることも国際霊柩送還士と同じ志を果たすことに繋がるでしょう。

求められるスキル

国際霊柩送還士として働くうえで求められるスキルは多岐にわたりますが、主な能力としては「各国の事情に精通していること」「遺族に寄り添えること」の2点が挙げられます。 遺体を無事に搬送するには、異なる国・地域の法律や規則を理解し適切な手続きを踏んで行う必要があります。 また大きな悲しみを抱えている遺族へ遺体を送り届けるという使命があるため、機械的に手順をこなすのではなく、遺族の気持ちに寄り添った対応が求められます。 緊張感のある難しい職業ではありますが、その分やりがいも大きいはずです。

国際霊柩送還士に似た職業は?

国際霊柩送還士に似た職業として、遺体にエンバーミングを行うエンバーマーが挙げられます。 国際霊柩送還士とは異なり、エンバーマーはIFSA(一般社団法人 日本遺体衛生保全協会)による資格試験があります。国際霊柩送還士に憧れを抱いたら、こちらの資格取得を目指すのもよいでしょう。

おわりに

今回の記事では、ドラマで話題となった国際霊柩送還士について紹介しました。 プロフェッショナルな仕事内容ややりがいをご理解いただけたのではないかと思います。 また、国際霊柩送還士の他にもエンバーマーなどエンディング業界に関連する職業は数多く存在します。 普段の生活では馴染みがないかもしれませんが、ぜひこの機会にさまざまな職業について調べてみてはいかがでしょうか?

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