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散骨って合法なの?海や山に散骨する際に必要な手続きとマナーをご紹介

2024.6.28

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近年、墓地に埋葬する代わりに、自然に還る形で散骨という埋葬方法が注目されています。 しかし、散骨は合法なのでしょうか?そして、どのような手続きやマナーが必要なのでしょうか? この記事では、散骨を検討されている方々に向けて、必要な情報を詳しくご紹介します。

散骨の合法性について

まず、散骨は日本において合法です。ただし、無秩序に行うことは法律で禁止されています。 具体的には、「死体遺棄罪」に該当しないように、きちんとした手続きを踏む必要があります。 散骨の際に最も重要なのは、公共の秩序や他人の権利を侵害しないようにすることです。

海での散骨

手続きと準備

1. 散骨業者の選定 故人が散骨を希望していた場合、すでに業者の選定など完了している可能性はあります。有無を 確かめたうえで信頼できる散骨業者を選びます。業者は法律に準拠した方法で散骨を行ってくれる ため、安全かつ合法的です。業者の選定には、口コミやレビューを参考にすると良いでしょう。 2. 見積もりと契約 業者に問い合わせをして、見積もりを取ります。費用には、船の手配、遺骨の粉砕処理、散骨証明書の発行などが含まれることが一般的です。見積もりに納得したら、正式に契約を結びます。 3. 遺骨の粉砕処理 遺骨はそのままでは散骨できないため、粉砕処理が必要です。粉砕処理は業者が行いますが、事前に 依頼主が遺骨を持ち込む必要があります。遺骨の粉砕には時間がかかるため、スケジュールに余裕を 持って準備を進めます。 4. 散骨場所の選定と調整 散骨を行う場所を選定します。海洋散骨の場合、海水浴場や漁業権のある場所を避け、 沖合いに数キロ離れた場所が一般的です。業者と相談して、適切な散骨ポイントを決定します。

散骨当日の流れ

1.集合と説明 指定された日時と場所に集合し、業者から当日の流れや注意点の説明を受けます。 2.出航 船に乗り込み、散骨ポイントまで移動します。移動中は故人を偲ぶ時間として静かに過ごします。 3.散骨 散骨ポイントに到着後、遺骨を粉砕した状態で海に撒きます。この際、自然に対する敬意を持って 行動しましょう。 4.帰港と解散 散骨が終了したら、船は出航地に戻り、解散となります。業者から散骨証明書が発行されます。

山での散骨

手続きと準備

1. 散骨業者の選定 山での散骨も信頼できる業者を選ぶことが重要です。業者は法律に準拠し、山林所有者への許可取得も代行してくれます。 2. 見積もりと契約 業者に問い合わせをして見積もりを取ります。費用には、遺骨の粉砕処理、山林の使用許可取得、 散骨証明書の発行などが含まれます。見積もりに納得したら、正式に契約を結びます。 3. 遺骨の粉砕処理 遺骨の粉砕処理が必要です。業者が遺骨を受け取り、粉砕処理を行います。粉砕処理には時間がかかるため、余裕を持って準備を進めましょう。 4. 散骨場所の選定と調整 散骨を行う山林を選定します。山林の所有者や管理者に事前に許可を得る必要があります。 業者と相談し、適切な場所を決定します。

散骨当日の流れ

1.集合と説明 指定された日時と場所に集合し、業者から当日の流れや注意点の説明を受けます。 2.散骨場所への移動 指定された山林へ移動します。移動中も故人を偲ぶ時間として静かに過ごします。 3.散骨 散骨ポイントに到着後、遺骨を粉砕した状態で撒きます。この際、自然に対する敬意を持って 行動しましょう。 4.帰宅と解散 散骨が終了したら、元の場所に戻り解散となります。業者から散骨証明書が発行されます。

散骨を成功させるためのポイント

散骨を考える際には、以下のポイントを押さえておくと良いでしょう。 ・専門業者に依頼する: 法律に準拠し、安全に散骨を行うために、専門業者に依頼することが推奨されます。 ・事前の確認と許可: 散骨を行う場所の規制や必要な許可を事前に確認し、取得しておくことが重要です。 ・環境への配慮: 散骨を行う際は、遺骨を粉砕し、パウダー状にすることで自然環境への影響を最小限に抑えるよう心掛けましょう。 ・他人への配慮: 散骨ポイントを選ぶ際は、他の人々の活動を妨げない場所を選び、マナーを守って行動しましょう。

散骨は、故人が自然と一体となる特別な方法です。適切な手続きとマナーを守り、故人を偲ぶ時間を大切に過ごしてください。

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