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【2024年最新】葬儀の種類とそれぞれの特徴について徹底解説
2024.6.10
- 葬儀
- 費用
- 宗教
目次
【2024年最新】葬儀の種類とそれぞれの特徴について徹底解説
葬儀の形式も多様化し、個々の希望や信念に合わせた葬儀が行われることが 一般的になってきています。 ここでは、2024年の最新の葬儀の種類とそれぞれの特徴について詳しく解説していきます。 規模と宗教によってどのような葬儀になるのか把握するのが分かりやすいため、 それぞれ多く行われているものを記載します。
形式について
一般的に規模が大きく、金額も大きいとされるものから順に記載していきます。
1. 一般葬
一般葬は、多くの親族や知人が集まり、通夜と告別式を行う伝統的な葬儀形式です。 しかし、コストの可視化やコロナ禍による人の集まりへの制限が原因で、近年は少なくなっています。 費用は家族葬と比べて高額になる傾向があります。 一般葬は比較的シンプルな形式であり、宗教的な儀式が行われることもありますが、 それほど厳格なものではありません。 一般葬という名称は、家族葬という言葉が広がる際に、小規模な葬儀を「家族葬」、 大規模な葬儀を「一般葬」と区別したために「一般」という名称が付いたと考えられています。
2. 家族葬
家族や親戚などで行う葬儀形態です。 一般葬よりも規模が小さく、落ち着いた雰囲気の中で、故人のことをよく知る人たちだけでゆっくりとお別れができます。お通夜、葬儀・告別式もあり、一般葬と流れや内容に大きな違いはありません。 家族しか参列できないのではないかといった心配をされる方もいますが、 家族以外が参列しても問題はありません。 コロナ禍の影響により、一般葬ではなく家族葬が割合として増えたと言われています。
3. 一日葬
一日葬は、家族葬と同様に家族中心で行われるが、1日で終了する葬儀です。 通夜を省略し、告別式と火葬を同日に行います。時間的な負担や経済的な負担を 軽減できる点で選ばれる方が多いようです。
4. 直葬・火葬式
直葬は、故人の遺族や家族が少人数で行う形式の葬儀です。 一般的には、親族や身近な友人だけで葬儀を行い、大勢の人が集まるような 式典や告別式は行われません。 直葬は、故人の遺志や家族の希望によって選ばれることが多く、静かに故人を送ることができるという特徴があります。費用は火葬に関わるものが中心で、参列者への返礼品費用はかからないなど、 経済的な負担が少ない点が特徴です。 しかし、お別れの時間が限られる などのデメリットもあります ※葬儀会社によっては「直葬」と「火葬式」を区別して呼んでいるところもあります。 ・直葬は、死装束や枕飾りなどは一切なく、火葬のために必要なドライアイスや棺、搬送料金など 最低限の項目で組まれたもの ・火葬式は、ご遺体の安置時に死装束や枕飾りもつけ、 面会時間を設ける内容になっているなどの違いがあります。
宗教について
1.仏教葬
仏教葬は日本で最も一般的で、参列者がお焼香をします。宗派によって細部の儀式が異なり、 たとえば天台宗、真言宗、浄土宗などがあります。これらの宗派はそれぞれ独自の教えや儀式を持ち、葬儀の流れや作法が異なる点が特徴です。
2.神道葬(神葬祭)
神道葬は、神道の観点から死を「穢れ」とみなし、神職が祭詞を奏上します。通夜祭や遷霊祭、 葬場祭など、特有の儀式を含みます。故人の魂を家の守護神として留めることを目的とし、 自宅や式場で行われるのが一般的です。
3.キリスト教葬
キリスト教葬にはカトリックとプロテスタントの葬儀があります。カトリックは故人の罪を詫び、 キリストの再臨と死者の復活を願う儀式が行われ、通夜祭が最近は増えています。プロテスタントは 比較的自由で柔軟な儀式が特徴で、葬儀と告別式を分けずに行うことが一般的です。 どちらも賛美歌や聖歌が歌われます。
4.無宗教葬
宗教的要素を含まない無宗教葬は、故人や家族の希望に応じて自由に形式を決めることができます。 宗教者を招かず、参列者全員で故人を見送る形式が特徴です。
その他
・オンライン葬儀(リモート葬儀)
葬儀の形式というよりは参列方法の新しい形の一つです。インターネットを通じて遠方にいる親族や 友人も参列することができ、遺族や家族が安心して葬儀を行うことができるという特徴があります。 コロナ禍で大切な人の葬儀に参加できない方へのニーズに応えるものとして普及し始めました。 今後も世界中に散らばる家族や友人がいる場合に活用されるものと思われます。 葬儀会社によりますが、上述の通常の葬儀に加え、オンラインサービスをオプションで提供される形で実施されます。
・密葬
密葬は、家族や近親者のみで行う小規模な葬儀スタイルで、30人以下の参列者を前提としています。 一般の参列客を呼ばず、故人の家族や近親者のみで行われるのが特徴です。密葬の後には本葬(社葬やお別れ会)が行われることが多く、社会的地位が高い方や知名度の高い方が行うことが多い傾向にあります。
・自宅葬
自宅葬とは、故人の家で行う葬儀のことです。故人が生活していた場所で思い出を振り返ったり、 自由な葬儀を行うことができます。自宅での葬儀は、家族や友人と共に過ごした思い出の場所で 行うため、アットホームな雰囲気があります。 一般の葬儀場や斎場を利用する場合、 会場費や葬儀費用などがかかりますが、自宅での葬儀はそれらの費用を抑えることができます。
・施設葬
入居していた老人ホームや介護・福祉施設で行う葬儀です。 家族構成の変化により自宅葬同様に増えてきています。同じ施設にいるご友人らに見送ってもらいたい方にはおすすめです。しかし施設により、広さや会場の関係で物理面でできるかどうか確認が必要ですし、また、同じ施設にいる人が亡くなることにショックを受ける方もいますので精神面での配慮も必要となります。 もし希望がある場合は早めに利用規約や、施設の方に確認しておく必要があります。
・社葬
社葬は、会社が主体となって行う葬儀で、会社に貢献した方を会社が主体となってお見送りする 形式です。参列者の人数が多く、大規模になることが一般的です。社葬は全額会社負担であり、故人が亡くなってから2週間後から2ヶ月後までに行われます。 費用のうち社会通念上相当と認められる範囲が事業年度内の損金に参入することができるとされています。
・合同葬
合同葬は、ご親族と会社で費用を分担し、通常の葬儀と同様に大体1週間前後以内に行われる葬儀です。社葬の一種ともいうことができます。密葬後にお別れ会を行う社葬と異なり、 合同葬は火葬前に行われるため、最後に故人のお顔を見てお別れができます。 多くの参列者が予想され、対応に追われることもあるようです。
・音楽葬
音楽葬は、読経などを行わず音楽や演奏を中心に式を執り行う葬儀です。 故人が生前に好んだ音楽を、CDや生演奏で流しながらお別れをします。自由度の高い葬儀です。 他の形式の葬儀の場合にも、一部に音楽演奏が組み込まれたりします。
・市民葬・区民葬
それぞれの自治体により異なりますが、市民・区民向けのサービスの一環として、自治体が提携する 葬儀社から協定料金で葬儀サービスを受けることができます。その決められたプランの葬儀を市民葬・区民葬などといいます。 簡素ながらも安価で葬儀が挙げられるのが特徴で、故人か喪主が自治体に住民票の登録をしているなど一定の条件を満たせば所得に関係なく利用できる制度です。 ただし、オプションをつける場合は追加の費用がかかりますので、お住まいの自治体のHPなどを 確認するようにしてください。
民生葬・福祉葬・生活保護葬
生活保護を受けられている方が利用できるもので、自治体からの葬祭扶助(補助金)で行う 葬儀の事です。 火葬をするために最低限必要な葬儀の費用を税金で賄うというものですので、 式の内容は火葬式・直葬などシンプルなものとなります。 葬儀社にもし依頼される場合は、プランの名前に記載がない場合でも生活保護を受けていることを 伝えるとすぐに案内を受けることができます。
まとめ
以上が、現在よく参照される葬儀の種類とそれぞれの特徴についての解説です。 それぞれの環境により必要な葬儀の形式は異なるかもしれませんが、個々の希望や信念に合わせた 葬儀が行われることが一般的になってきています。 故人を偲び、最後の別れを告げるために、適切な形式の葬儀を選びましょう。
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